【 台鉄 平溪線 / 平溪 ランタン飛ばし / 侯硐 貓村 / 橙橙民宿 / 瑞芳 美食 廣場 / 瑞芳 龍鳳腿 】
この夏はよく旅行に行きました!ゆっくりできる時間があったし、旅行が大好きな友人が同行してくれたからです。山はどこも暑いので、今回は「台鉄平溪線」瑞芳→平溪→侯硐を巡る、2日間のゆったりプチ旅行です。私が行ったのは平日なので週末ほど賑やかではありませんでした。平日の老街は通常、営業していないお店がほとんどです。夏休み期間中でも人手は週末と祝日に集中します。
橙橙民宿 ~ 新北市瑞芳区中正路10號
まずは旅行補助を使って泊まった瑞芳の宿をご紹介します!ここはとてもお値打ちの宿で、私の泊まった部屋は元々1440台湾元(約5200円)でした。インターネットから登録してホテルの受付で身分証を見せるとその場で1000元値引きしてくれました。瑞芳駅からは6~8分歩く必要がありますがそれほど遠くありません。エレベーターはないので自分で荷物をかついで上がる必要があります。部屋は驚くほど広く、2つのベッドで4人は寝られそうです。部屋と浴室は分かれていて、シャワーをしたい時は中廊下にあるドアに鍵をかければ独立した空間ができます。ベランダに洗濯物を干すこともできます! 部屋は冷房が効いていて清潔で快適です。浴室は分かれていてシャワーの出も悪くありません。チェックイン午後3時頃で、チェックアウトは正午までです。
公式ホームページ:https://www.orangehousebnb.com/zh-tw
グルメ事情 ~ 新北市瑞芳区民生街35巷2號
瑞芳は山にある賑やかな小さな町で、グルメなものが沢山ありますし夜食を買う場所にも不自由しません!「 瑞芳 美食 廣場 」は、地元の人も利用するフードコートです。中は冷房が効いているので夏は天国のよう。中で食べたくない場合は通り沿いの屋台で様々な食べ物を選べます。
これは瑞芳のどこの屋台でも売っている龍鳳腿で、豚肉を魚の練り物などと混ぜたものです。一説に寄ると、むかし田舎ではなかなか鶏モモ肉を食べることができませんでしたが、子供たちに鶏モモ肉をほおばらせてあげたかったので豚肉や魚の練り物と野菜を混ぜて鶏モモ肉の形にしたと言われています。また、売れ残った美味しいものを再度売れるようにするため組み合わせたとも言われています。とても美味しいので宴会の席でよく振る舞われたため、「龍鳳腿」という縁起のよい名前になったという説も。由来はどうあれ、龍鳳腿は本当に美味しいし食べ応えがあります!
ちなみに、美食廣場の外にあるこの揚げ物の屋台には大行列ができます。私は夜少し遅い時間に買いに行きましたが、そんなに塩辛くもないしサクサクで味付けもちょうどよかったです!フライドポテトは普通でしたが、お勧めは雞排(フライドチキン)です。夜のスナックはこれ一個で十分です!お値段も普通で、夜8時頃買いに来ても沢山の種類から選べました。ただ、これだけ沢山売れ残っているということは、午後の行列はなんだったんだろうとも思います。
台鐵 平溪線 ~ 瑞芳駅3番ホームから出発
3番ホームからは深澳線と平溪線が発車します。平溪線は瑞芳(始発駅)→侯硐→三貂嶺→大華→十分→望古→嶺腳→平溪→菁桐(終着駅)に停まり、一番観光客が多いのは侯硐、十分、平溪の3駅です。台鉄平溪線の一日券が販売されており、80元で何度も乗り降りできます。ただ、目的地が決定している場合は、一日券のほうが費用がかかるので購入はお勧めしません。
平溪は田舎の静かな町なので、ふつうは平日に開いているお店はほとんどありません。レールを跨ぐことは禁止されていますが、ここは鉄道のレールと道路がとても近いので、跨ぐことが日常茶飯事です。天気もあまり良くなく雨が降ることもありますが、写真のような天気でも、雨が止むまで待ってランタンを飛ばすことができます。ランタン飛ばしは町の貴重な収入源なので、飛ばすか飛ばせないかの判断はランタン飛ばし業者次第といったところです!列車は大体一時間に一本で、終電は夜の8時頃です。乗り過ごした場合は次の列車までかなり長く待たなくてはいけません。
駅に戻る道すがら、一組のカップルがランタンを飛ばすところを見ることができました。夜のランタンは昼間よりも白くて綺麗でしたが、私はランタン飛ばしはしないと決めていたので後ろを振り向いてこの写真を撮るだけにしました。列車で瑞芳に着いたのはまだ夜の9時前。列車に乗り遅れなければ瑞芳に戻ってくる時間は比較的早い時間です。瑞芳は賑やかな町ですが、大体9時半頃を過ぎるとお店は次々に閉まります。この時間以降に夜のスナックを買いたい人はコンビニで!
侯硐 ~ 猫の楽園
侯硐は瑞芳の隣の駅で、近いので10分ほどで着きます。駅を出るとすぐに猫村感たっぷり。この猫の駅長さんのプレートを見るだけでも面白いですよね。ここは犬を連れ来ることはお勧めしません。犬連れの人は抱っこするかケージに入れておき、猫に吠えたり猫を追いかけまわしたりさせないようにしてください。ここには幼い猫が沢山住んでいるからです。何年も前に猫村に来たことがありますが、その時はもっと猫が多く、階段には猫がぎっしりといて絶え間なく登ったり降りたりしていました。当時は町中に猫が溢れ、各所に少なくとも7~8匹の猫がいました。現在の侯硐は猫の数が減り、各所に見られる猫は少なくとも3~4匹ほどです。駅を出て歩いていくと、よく整備された小さな店と博物館などがあります。
最後に ~ ひとこと
充実した旅にしたいなら、早い時間に出発することと、汽車はとても長い時間待たなければならないこともあるので汽車の時間を正確に把握しておくことをお勧めします。瑞芳は大きい駅なので多くの列車が停車します。平溪で遊びつくすぞ!ということでなければ平溪に泊まることはお勧めしません。平溪のホテルは1件しかありませんし、6時以降に開いている店はコンビニ2店舗のみです。瑞芳からは九份に行けますので朝の景色が息を飲むほど美しい九份に一泊することをお勧めします。侯硐は昔のほうがよかったかな。でも、平日に行ったので猫は休んでいたのかもしれませんね(?)理想的な行程は瑞芳をメインに、朝10時までに瑞芳に到着して昼食を取り、午後2時位に平溪に向かい午後3時には平溪に着いて1時間くらい街歩きをします。6時前の汽車で平溪を出発!瑞芳で一泊し、翌朝侯硐と十分に向かいます。山登りは沢山したので今回は十分には行きませんでしたが、1泊2日の旅行はとてもよかったです。台湾北部は車で行かなければならない観光地が多いです。公共の交通機関で行ける場所も沢山ありますが待つのはとても疲れますね。侯硐の貓はやっぱり可愛かった!
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