【 高雄 塩埕区 / 高雄 グルメ / サワラ 料理 / 羹 / 尚芳土魠魚羹 / 高雄市 】
(日本語翻訳=Kotaro)
土魠魚 ( サワラ )はとっても食べやすい魚です。 身は細やかで、歯ごたえはしっかり。臭みや小骨も少なく、台湾では家庭料理としてもよく、から煎りでいただくことが多い食材です。 私は70年代生まれの高雄人です。 子供の頃、台湾南部でサワラはとても一般的なものでした。学校が終わって家に帰ると、母親が台所で丸い中華鍋を使い、塩をふったサワラをゆっくりと炒めてくれたものです。形を整えて皿に盛り付けると、黄金色の魚がきらきらとしていて、ご飯が出てくる前に食べ終えてしまうほど美味しいものでした。 土魠魚(サワラ)は台湾語で「白北仔」(pe̍h-pak-á)とも呼ばれることもあります。「北仔」は腹部を意味しますが、実はこの2つの魚は違う種類のもので、育った後の特徴が若干異なります。このため、捕獲した地域によって、馬加鰆魚と白北仔の2つの名前で識別され、価格もかなり違います。近年は過大な捕獲によって魚量が大幅に減少し、土魠魚が美味しい冬季はちょうど台湾の旧暦年末にあたるため、価格がさらにあがって、すっかり高級魚となってしまいました。 最初に紹介したように、土魠魚(サワラ)は台湾南部(屏東、高雄、台南、嘉義)の一般家庭で乾炒り(煎り)で食されるほか、ビーフンと一緒に煮込んだ「 土魠魚 米粉湯 」は海鮮料理店で出される季節料理です。しかし高い! では、露天ではどうでしょうか? そう、露天で食べられるのが「 土魠魚 羹 」なのです!。
土魠魚の切り身を片栗粉にひたして外皮をかりっと揚げます。出汁をベースに、高麗菜や白菜、にんにく酢などを加えた、とろみのあるあんかけスープは、「 羹 」(kenn)と呼ばれます。このスープは食べる前に、青ネギやちょっぴりのオイスターソースを入れ、揚がったばかりの土魠魚には白こしょうをふってあんかけスープに浸します。やけどなんて気にしないで、熱々のまま食べてください!
おやつ・軽食にちょうどよい分量。食事には足りないかもしれませんが、真心こめて小吃を作っている店主はいつも、お客さんの満足顔のことを考えています。土魠魚羹はふつうビーフンや麺を合わせて食べますが、あんかけスープを一口、揚げ魚を一口と口に運んでいるうちに、スープの滋味を吸い込んだビーフンはさらに美味しくなり、代わる代わる口に入れることが次第にリズムのようになってきます。スープがなくなるころには汗が次第に流れ落ち、これをハンカチで拭いて… こんな感じがいいんですね。
このお店「 尚芳土魠魚羹 」は、高雄・塩埕区にオープンして既に30年。一時近くに移転していましたが、今年7月にこの地区に戻ってきて、新装開店しました。土魠魚羹のほかにもいろいろなメニューがあります。簡単に組み合わせて定食セットにできるようになっていますよ。
塩埕区は観光スポットが集中していて、歩いて探索するのに最適なところです。住民の生活圏の中にあり、多くの小料理店は昔ながらの味を保っています。たまに観光客が押し寄せて少し並ばなくてはならないこともありますが、味に影響することはありません。住民もやってくる店なので、そんな手抜きはぜったい出来ないからです。この点でも塩埕区はちょっとユニークな位置づけのエリアといえます。
もしこの付近に来られることがあれば、必ず「土魠魚米粉羹」を食べてみてくださいね。
尚芳 土魠魚 羹
07-5214520
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