【 台北 大稻埕 バー / 大稻埕 カフェ / 魯蛋茶酒館 / ASW Tea House 沃森茶酒館 / Antique Bar 1900 / 小城外 Caffé CityNorth / Modern Mode & Modern Mode Café 】
目次
古いものを残しながら生まれ変わっていく、大稻埕の街
最近、大稻埕∕迪化街にはいくつものバーとカフェがオープンしています。昔から営業しているお店もある中で、コロナ禍の中おやすみしてしまったお店もたくさんあります。そして、この1年ほどで、僕の知っているだけで3つの新しいお店が開店、営業をスタートさせています。
この街は、古い街並みと建物を守る、古い伝統家屋のリノベーションが多いので、バーやカフェもそういうスタイルの店が多くなっています。そのため規模も比較的小さく、個性的なお店ばかりです。
そんな中で、特にインテリアとその雰囲気に特徴のあるお店をいくつか紹介します。
1．魯蛋茶酒館
迪化街の北のはずれ、民権西路に出る少し前に位置する、台湾の伝統的なインテリアを生かした茶酒館です。茶酒館というので、お酒のほかに、中国茶や紅茶のメニューもたくさん置いてあります。
何も知らずに初めてこのお店を見たときには、何の商売をやっているのかよく分からず敬遠していたのですが、友人にこれは有名なバーだと教えてもらい入ってみたら、リーズナブルな値段でいろいろなカクテルを頼める良心的な店だと分かり、それ以降よく利用しています。最近はアルコールを控えているのでお茶も頼めるのは良いですね。
洋風なバーと比べると、このような中国的な雰囲気のバーは少なく、台湾らしい特徴的なお店としてお勧めできます。
住所：台北市大同區迪化街1段333號
▶️Facebook: 魯蛋茶酒館
2．ASW Tea House 沃森茶酒館
永樂市場の向かいに屈臣氏大藥房と看板があります。ASW Tea House 沃森茶酒館は、この建物の2階にあります。ここは大稻埕のクラシカルなカフェ・バーとして老舗のようです。高い天井の洋風建築にマッチしたシックな内装です。
ここでのお茶は紅茶がメインのようですね。イングリッシュスタイルのマフィンと、紅茶のセットをいただいたことがあります。サービスも適度な距離感が好ましかったです。このソフィスティケイトされた感じは、歴史のなせる業でしょうか。
住所：台北市迪化街一段34號2樓
▶️Facebook: 沃森茶酒館
3．Antique Bar 1900
こちらは、沃森茶酒館の1階上に最近オープンした、新しいカフェバーです。内装の雰囲気は良く似ていますが、ここはオーナーが音楽好きなところが特徴です。月に一回ライブを開いたり、お客さんにピアノを弾いてもらえるように＂月の光＂チャレンジをしたりしています。これはお客さんがドビュッシーの＂月の光＂を演奏すると、カクテル1杯をご馳走してくれるというものです。これまで何十人ものピアニストが演奏しているようです。
オーナーのAlanさんは、ベルギーに留学をしていたそうで、とてもジェントルマンな雰囲気を漂わせています。それで彼が傍らにいるだけで、まるでヨーロッパのバーに入ったような感じになります。スペースとお酒、音楽のあいまったとても文化的な感じのするお店です。
住所：台北市迪化街一段34號3樓
▶️Facebook: Antique Bar 1900
4．小城外 Caffé CityNorth
ここはジャズヴォーカリストの友人が毎週水曜日に歌っていて、それで知ったバーです。台湾の伝統的な長屋の店舗を生かして、中庭を通じて登った2階にあります。表通りではなく、裏通りから入ることになっており、ちょっとした隠れ家的なバーです。オーナーは日本のバーで修行していたらしく、全体の雰囲気は今回紹介するバーの中では最もシックな大人の感じですね。
この空間で、ジャズのミニライブを聞くのはとても贅沢な時間でした。今はコロナのためライブはいったん中止になっていますが、早く再開して欲しいものです。
住所：民生西路362巷15號2樓
▶️Facebook: 小城外 Caffé CityNorth
5．Modern Mode & Modern Mode Café
ここは迪化街もだいぶ奥に入った、涼州街を抜けた先にあるカフェバーです。迪化街から直接お店の様子が分かる、入りやすい立地です。夜利用するバーというよりも、明るいカフェなので気軽に入れます。非常にカジュアルな雰囲気で、気取らずに利用できるカフェだと思います。
住所：大同區迪化街一段278號
▶️Facebook: Modern Mode & Modern Mode Café
大稻埕には個性的なカフェ・バーがたくさんあります。
ネットで大稻埕/酒吧と検索すると、ここに挙げた以上のたくさんのお店が紹介されています。観光的に入る乾物屋やお茶のお店などに交じって、古い革袋に新しいお酒を入れる、そういう試みの魅力的なカフェ・バーが次々に生まれています。
最近あまりお酒が飲めなくなったので、お酒の詳しい紹介はできませんでしたが、お茶と組み合わせたり、台湾の果物を使ったトロピカルカクテルなど、台湾の特徴を生かしたオリジナルなお酒がたくさん準備されています。お酒の部分は是非、次回自分で試してみてください。
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