【 桃園市 三坑老街 / 阿香菜包 / 阿秋姨牛汶水 / 59號冰滴咖啡 / 龍潭永福宮 / 龍潭南天宮 / 鍾肇政文學生活園區 / 桃園観光 】
目次
はじめに~台北の隠れ家的老街・三坑老街に行ってみよう
台北の郊外に「三坑」という小さな老街があります。三坑老街があるのは、桃園市の龍潭區。鉄道が通っていないので、日本人には今ひとつ知られていないところですが、客家人が多く住み、豊かな歴史や文化を持つ町です。龍潭區のはずれにひっそりと息づく小さな集落・三坑。そこには、小さいながらも趣のある老街が残っています。今回は、この隠れた名老街をご紹介したいと思います。(トップ写真は、三坑老街の雑貨屋兼かき氷屋さん「榮興商店」)
1.三坑老街ってどんなところ?
今では、住む人も少ない小さな町である三坑。実は、18世紀に客家人がこの地に入植した頃は、台湾北部の水運を支えた大漢溪の物資集散地として栄えていたそうです。その後、河川大改修やダムの建設などにより水量が減り、街は次第に衰退します。近代の発展から取り残されたことにより、昔ながらの集落の風景が残り、老街が奇跡的に現在まで残されているというわけです。
今では、平日は人通りも少なく、本当に静かな集落になっていますが、土日になると懐かしい風景を求めて、都会から多くの観光客が訪れます。老街の商店も土日のみ営業するところが多く、三坑老街を訪れるのは週末のほうが良さそうですね。
2.短いけど雰囲気たっぷりのメインストリート
三坑老街のメインストリートは、とても短いです。だいたい200メートルくらいでおしまい。けれども、その身近な通りの中に古い建物が残り、何度も往復したくなります。古い建物にはさまざまなタイプの商店・食堂などが入っており、伝統的な客家料理を楽しんだり、新鮮な野菜、お土産品などを買うこともできます。では、いくつかのお店に立ち寄ってみましょう。壁アートが老街周辺の地図になっている場所もあるので、周辺を散策する際の参考にしてくださいね。
老街のお店紹介・1 客家の定番軽食・菜包は大人気
客家の伝統的な食べ物は、一言でいえば質実剛健のイメージ。派手さはありませんが、栄養たっぷりで、味が濃いものが多く、日本人の口にはよく合います。三坑にも、客家料理や軽食が食べられるお店があります。まずは、菜包。これは日本でよく見られる中華まんとは違い、白玉粉などでできた皮に切り干し大根などの中身を詰め込んだ庶民の料理です。こちらの「阿香菜包」は大人気店で、いつもほかほかの菜包を買い求める人で行列ができます。値段も手ごろなので、ちょっとしたおやつにぴったりですね。
阿香菜包
住所: 桃園市龍潭區三坑老街43號
営業時間:7:00~17:00(月曜定休)
老街のお店紹介・2 客家の素朴なおやつ「牛汶水」に出会う
もう一つは、牛汶水。こちらは、もち米を団子状にしたものを黒砂糖の汁にの中に入れ、ゴマやピーナッツをまぶした、客家の素朴なおやつ。とはいえ、客家レストランではなかなか見かけることがなく、私も、ここ三坑と新竹縣の湖口老街でしか出会ったことがありません。
三坑老街では、阿香菜包のすぐ隣のお店「 阿秋姨牛汶水 」で食べることができます。こちらもひっきりなしにお客さんが訪れ、人気のほどがうかがえます。
阿秋姨牛汶水
住所:桃園市龍潭區三坑老街45號
営業時間:9:00~18:00(土日のみ営業)
3.土日だけ開店のこだわりカフェを発見!
三坑老街にも素敵なカフェがありました。ただし、土日限定オープンのちょっとレアなカフェです。「59號冰滴咖啡」は、老街の古い建物を活用し、軒先で一杯一杯丁寧にコーヒーを淹れて、お客さんに提供しています。ハンドドリップコーヒーもありますが、お値段はどの豆もかなり良心的。100元を切るものもあり、台北市内では考えられない安さです。目の前でコーヒーを淹れてもらうのをゆっくり見物しながら出来上がるを待つのも楽しいですよ。
59號冰滴咖啡
住所:桃園市龍潭區三坑老街62號
営業時間:11:45~17:30(土日のみ営業)
夜が早い三坑老街
楽しい三坑老街さんぽもいよいよフィナーレ。台湾の老街は、夜になるとほとんどのお店が閉店することが多いのですが、ここ三坑老街では、夕方になるとどんどんお店が閉まり、日が暮れても営業しているのは、一部の食堂だけ。三坑の栄枯盛衰を見守ってきた龍潭永福宮に明かりが灯れば、三坑老街の一日はほぼ終わりの雰囲気に包まれます。観光客も急いで家路につく時間ですが、もう少しだけここにとどまると、三坑老街の本来の静かでのんびりした雰囲気を感じることもできますよ。帰りのバスの時間とにらめっこしながら、老街観光の余韻を楽しんでください。
龍潭永福宮
住所:桃園市龍潭區三坑老街66號
開館時間:6:00~18:00(無休)
三坑老街のアクセスポイント・龍潭の街歩きもおすすめ
三坑へのアクセスは、少しだけ複雑です。桃園市の台鉄桃園駅と中壢駅からバスが出ていますが、それぞれの本数が少なく、時間もかかります。これらのバスはどちらも、龍潭の町を通ります。龍潭は鉄道駅がありませんが、台北および板橋から國光客運の高速バスが通っており、本数も1時間に1〜2本と案外便利です。この町からバスを乗り継いで三坑まで行くこともできますし、タクシーを利用することも可能です。
アクセスポイントとなる龍潭ですが、実はこの町も見どころがたくさんあり、ただ乗り継ぎをするだけではもったいないです。一番有名なのは、街のシンボルともいうべき、龍潭大池。もともと水不足に悩むこのエリアの水がめとして作られたため池でしたが、池の中央にある小島に龍潭南天宮という立派な廟が建てられてから、地元では美しい風景を楽しめる憩いの場所として親しまれてきました。
龍潭南天宮
住所:桃園市龍潭區神龍路77號
開館時間:5:30~20:30(無休)
龍潭にも日本時代の面影が残ります
それ以外にも、日本統治時代に建てられた木造家屋や武徳殿などが残り、歴史散歩を楽しむことができます。一番のおすすめは、「鍾肇政文學生活園區」。日本統治時代に学校のわ脇に建てられた教員宿舎が今でも残されているのですが、鍾肇政という台湾の著名な作家が教員時代に住んでいた宿舎ということもあり、小さな文化園区として整備されています。時間に余裕があったら、龍潭の街にも寄り道してください。
鍾肇政文學生活園區
住所:桃園市龍潭區南龍路11號
開館時間:9:00~17:00(月曜定休)
さいごに
いかがでしたか。アクセスが少しだけ不便なので、まだまだ日本人で訪れる人は少ないようですが、台北地区のほかの老街にはない素朴な良さが感じられ、なかなか魅力的な老街・三坑。台北からの日帰り旅行にちょうど良いと思うので、次回の台湾旅行の候補地にぜひ入れてみて下さいね。
①台北轉運站(バスターミナル)もしくは板橋轉運站から國光バスの1820・1821路線(竹東行き)に乗り、龍潭站(バス停)下車。
②MRT公館・萬隆・景美・大坪林駅から亞聯バス新竹行きに乗り、龍潭中正路站下車。
③市府轉運站・MRT六張犁・景美・大坪林駅から大有バス台中行きに乗り、龍潭站下車。
(バス停の名前が微妙に違っていますが、バス停のある場所は全部同じです)
龍潭まで来たら、「三坑」を経由するバスに乗り継ぎます。本数が多くないのでご注意ください。
(最後の写真は、三坑老街の壁アート地図)
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