台東県長濱から成功まで〜のんびりバス旅・グルメ編

台東 長濱

【 台東 バス / 台東 長濱 / 小阿姨早餐店 / 金宜灣炭火手炒咖啡 / 喜樂厨房 / 菅宮勝太郎宅 / 眺港CAFE / 丸屋號旗魚丸 】

はじめに

花蓮から台東の海岸線を結ぶ台11線。この沿線にある小さな町を訪ねる旅の二回目です。今回は、前回の目的地・長濱から次なる町・成功への旅となります。台湾鉄道からも遠く離れたエリアをのんびりバス旅。早速スタートしましょう。(トップ写真は、長濱「小阿姨早餐店」のおいしい朝食)

1.長濱の朝ごはんが絶品だった!

長濱の民宿に一泊した翌朝、バー「烤茶地」や民宿で紹介されたおすすめ朝ごはん店に行ってみました。そのお店は、「小阿姨早餐店」です。町の中心の路地裏にある小さなお店で、一人の女性が朝食店を切り盛りしています。「遅い時間に行くと売り切れることがあるよ」という話を聞き、8時前くらいにお店に向かいます。すると、お店にはすでに何人かのお客さんが!地元の人も、観光客もいるようですね。なんと昨晩、バーでご一緒したご婦人方もこちらのお店で再会しました。やっぱり、此方を勧められたんですね。

早速、朝ごはんを頼みましょう。今回は、トップ写真で示したような蛋餅・蘿葡糕(大根餅)・荷包蛋(目玉焼き)という王道トリオなのですが、これがなかなかおいしくて、いろいろな人が勧めるのも頷ける味でした。値段は、一般の朝ごはん店よりも少し高いですが、ここは訪れる価値大です。

小阿姨早餐店

住所:台東縣長濱鄕の中心部(鮮泡茶長濱店の目の前)
営業時間:6:30~10:00(無休)

2.小さな村で出会った、日本仕込みの炭火焼コーヒー

楽しかった長濱の滞在。名残惜しいですが、バスで再び南下します。次に訪れたのが、宜湾という小さな集落。食堂すらないのですが、ここにおいしいコーヒーが飲めるカフェがあるんです。カフェの名前は、「金宜灣炭火手炒咖啡」。集落の片隅にひっそりと建つお店ですが、こだわりのコーヒーが何種類も用意されています。ここでも、メニューの中に台湾コーヒーがありました。おすすめを聞いたところ、近くの集落「泰源」で採れた豆が良いとのこと。早速、淹れていただくと、これがまろやかな風味で飲みやすく、なかなか良かったです。

オーナーさんは、店の前で炭火焼の焙煎コーヒーを作っているのですが、この技術は日本の京都で勉強してきたとのこと。日本語もそれなりに話せる方で、コーヒーにまつわる話をたっぷりうかがうことができました。コーヒーを飲んだ後は、お店のFacebookを見せていただきました。すると、たくさんの海外からの旅行客の写真が。実はここ、台東北部の海岸はサーフィンのメッカなんです。個々の良い波を狙って、世界各国からサーファーが集まってくるそうで、コロナ以前は、日本からもたくさんのサーファーが訪れたそうです。出身国もバラエティに富んでいて、意外な場所で国際交流が展開されているのに驚きました。サーフィンを楽しんだ後、おいしいコーヒーを飲みながらおしゃべりを楽しむなんて、なかなか良いですね。

金宜灣炭火手炒咖啡

住所:台東縣成功鎮宜灣路71號
営業時間:9:00~18:00(木曜は~17:00、金曜土曜は~20:00)

3.三仙台の近くの村にある小さな食堂

話は尽きませんでしたが、次のバスでさらに南へ移動します。次に降り立ったのが、台東有数の観光地・三仙台エリアです。そのすぐ近くの集落でバスを降り、小さな食堂に立ち寄ってから、三仙台を眺めに行くとしましょう。

最寄りの集落の名前は「白蓮」。ここに隠れ家的な食堂があるんです。それが「喜樂厨房」です。建物は地味なつくりで、よく見ないと食堂かどうかわかりません。静かな店内に入ると、お店のおばあちゃんが登場。この方が一人で食堂を切り盛りしているとのことです。お腹が空いていたので、一番お腹にたまりそうなメニューを探します。気になったのが、〇〇蛋餅と書かれた数種類の蛋餅。中には火龍果(ドラゴンフルーツ)と書かれたものも。珍しいので頼んでみたのが写真の料理です。2種類の蛋餅を食べましたが、見た目は変わっていてもボリュームたっぷりで味も良く、満足できました。

このお店は朝から晩まで営業しているのですが、朝でも昼でも夜でもお客さんが来てくれるのであれば、可能な限り料理を提供したいとのこと。ここに住む人々にも、三仙台を訪れる観光客にも愛される、地域の名物店でした。

喜樂厨房

住所:台東縣成功鎮白蓮路12鄰48郷
営業時間:6:00~19:00(日曜のみ8:00~13:00休業)

三仙台の橋は渡れず。。。

台湾東海岸屈指の観光地と言われる三仙台。観光バスも必ず立ち寄るという景勝地なのですが、現在は八拱橋の工事中で、島の部分へは渡れなくなっています。それでも、遠くから見た橋と三仙台の姿は見ごたえがありました。というわけで、三仙台は駆け足の観光で終わり、本日の宿泊地・成功へとバスで向かいます。
(三仙台八拱橋は2024年2月現在、再開準備中です)

4.太平洋に面した町・成功で修復された日本家屋~菅宮勝太郎旧宅

バスで成功の町に到着しました。ここは、長濱よりも少し規模が大きく、市街地も広い印象です。この町で真っ先に訪れたいのが「菅宮勝太郎旧宅」です。

日本統治時代、成功の町にほれ込み、役人の仕事を辞めて1943年に亡くなるまでこの地に住み続けた人物、それが菅宮勝太郎。勝太郎は、日本統治時代の1922年に当地の新港支廳(現・成功鎮)長に就任し、その後1932年に次の任地を命じられます。ところが、勝太郎は次の任地へは移動せず、退職して、新港に家を建ててしまったんです。以来、生涯、新港の発展に尽くしたんですね。

勝太郎旧宅を見学する

彼が亡くなるまで住んでいた邸宅が、現在の「菅宮勝太郎旧宅」です。勝太郎が亡くなり、戦後になってからは、台湾人の高端立医師がこの邸宅を買い取り、高安医院という診療所を開設しました。後に医院が休業になってからは、この建物を取り壊す計画も出たようですが、医院と同じ敷地にあった新港教会の人々が中心になり、邸宅の保全に向けた運動が始まりました。粘り強い運動の甲斐あって、ついに2023年に修復された邸宅が一般公開されるに至りました。

館内は、勝太郎だけでなく、高医師のあゆみも詳細に紹介されており、この屋敷を巡る歴史ストーリーをしっかりと学べる資料館になっています。勝太郎が個人で建てた住宅だけあって、台湾でよく見かける日本時代の公務員住宅とは随所に違いがあり、かなり贅を凝らした造りになっています。2階のベランダからは、東側の海岸方向が見渡せ、かつては直接太平洋を眺められたのでしょう。私も、ベランダにしばらく座り込んで、かつての新港・成功の様子を想像していました。

菅沼勝太郎宅

住所:台東縣成功鎮中山東路59號
開館時間:10:00~17:00(水曜定休、に日曜は12:00~)

5.元診療所の昭和レトロな面影を残すカフェにも立ち寄ろう

さて、勝太郎故宅を買い取った高医師ですが、隣に小さな診療所を開きます。それが「高安医院」。長い間地域の人たちに信頼されてきた高医師の診療所ですが、診療所を閉じた後も建物は取り壊されず、修復リノベの後、なんとレトロカフェに生まれ変わりました。「眺港Cafe」という名前のこのカフェ、勝太郎故宅ともども港を望む高台に位置して、かつてはまさに「港を眺められる」場所だったのでしょう。

6.まるで診療所でコーヒーを飲んでいる気分になります

店内は、診療所当時の雰囲気をかなり残しており、ちょっと不思議な気分になれます。此方のお店でも、別の種類の台東コーヒーが用意されていました。かなり洗練された味わいで、とても飲みやすく、一日の街歩きの疲れが徐々に取れていきました。一緒に頼んだシナモンロールがまたふかふかでおいしいんです。台湾のカフェって、コーヒーもスイーツもおいしいお店がたくさんあって、楽しいですね。平日でしたが、勝太郎宅の見学を兼ねたお客さんが何組か来ていて、マスターとのおしゃべりに興じていました。

眺港CAFE

住所: 台東縣成功鎮中山東路57號
営業時間:12:00~18:00(水曜定休)

7.成功のディナーは刺身!

成功の町にある旅館にチェックインすると、オーナーのおじさんが、夕食におすすめと言って、近所の鮮魚店に連れて行ってくれました。それが「丸屋號旗魚丸」です。オーナーさんが魚屋の大将に「刺身をさばいてくれ」と頼み、その場でささっとカジキマグロがさばかれ、刺身が完成。1人前としては少し多い量ですが200元とまずまずリーズナブル。

オーナーさんはさらに、近所の食堂に案内してくれました。ここで炒飯と肉団子スープを中心し、即席の刺身ディナーとなりました。夕食をどこで食べようか、悩んでいたのですが、地方を旅すると、ちょっと強引におすすめのお店を教えてくれる方に出会うことがあり、この出会いを結構楽しんでいます。夜はとても静かになる町ですが、食後には旅館前の豆花ショップで豆花をいただき、すっかり満腹となりました。

丸屋號旗魚丸

住所:台東縣成功鎮光復路46號
営業時間:7:00~19:00(無休)

いかがでしたか。長濱から成功の旅は距離は長くないものの、楽しい出会いに満ちていました。この後は、台東を目指して、さらに南下していきます。次回もお楽しみに。

 

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