【桃園 旅行】大渓老茶廠に立ち寄って台湾茶の豊かな歴史を探訪してみましょう

大溪老茶廠

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(日本語翻訳=希、GA)

「物語のある場所には魂が宿る」--萬店長

大渓老茶廠は日月潭老茶廠と同じく台湾農林株式会社(台灣農林股份有限公司)が運営しています。インドのダージリン紅茶工場の傾斜屋根を取り入れた外観に、ヒノキ材の骨格、台湾風人造大理石の床と、英・日・台三つの様式を折衷した建物です。元々は角板山工場と呼ばれており、日東紅茶の生産拠点でしたが、大火で工場のほとんどが焼失してしまい、その後同地に再建され今の大渓老茶廠の姿になりました。日台外交関係の崩壊や、人件費・土地価格の高騰、為替レート差益などの理由から貿易取引量が減少したため、2010年以降は多角化を模索して経営再建が行われ、現在は自然農業を伝える博物館となっています。

店舗展示エリア

インダストリアルな建物に入ると、店内には“大渓ブルー”を基調とした静かな空気が流れています。ダークブルーに塗られた壁が、このエリアに穏やかで落ち着きのある質感を醸し出しています。コンクリート壁の存在感をなくしたことで、若々しい文化的な雰囲気になっています。

ガイド映像上映エリア

長さ数分間の映像で、製茶工場の過去と現在の概要を紹介しています。古いモノクロの写真から始まり、今のコンクリート建物になるまでの歴史、そして摘まれた茶葉が積み重ねられ商品として販売されていった光景が、当時の輝かしい歴史を語るナレーションとともに再現されています。かつての隆盛は失われましたが、持続性の高い農業生産へと少しずつ確実に進化しているのです。

古いヒノキ製の青い格子窓

工場を外から見れば、昔日の繁栄を彷彿とさせます。古い工法で作られた窓は90度に開くタイプで、外気が勢いよく流れ込みます。工場内は自然風と設備がうまく設計されており、茶葉は製茶職人の熟練した腕と台湾の高温多湿な気候によって自然萎凋され、最後に半製品の茶葉が製茶エリアに運ばれていくようになっています。このように出来上がった茶葉は、蔗糖や樟脳と共に台湾の経済を支え、世界的な評価を得てきたのです。

古いヒノキ製トラス

店長に付いて工場の2階に上がっていくと、徐々に視界が広がります。上には、古い工場を長い年月支えてきた木製のトラス構造が見えます。その近くにある初代の萎凋棚はララ山のヒノキで作られたものですが、その後の緑色の網タイプの萎凋棚は現在三代目だそうです。店長のガイドのおかげで、当時のお茶作りの様子が目に浮かびました。

吹き抜け

お茶の味を常に均一にするため、ヒノキ製萎凋棚の上は吹き抜けになっています。これは、いわば料理の際に鍋の油を均一に加熱するのと同じ考え方で、茶葉は萎凋槽の外に設置された四台の送風機の対流で乾燥させるのですが、吹き抜けがあることで、上昇気流を利用できるのです。さらに窓のブラインドで温度調整もでき、建物全体を最大限に活用しています。製茶の一貫生産ラインと建築物自体が一体化した完璧な設計になっています。

製茶エリア

摘み取った後の茶葉は、発酵させた後、柔軟性を増加させるために萎凋し過剰な水分を蒸発させ、その後、揉捻工程に入ります。製茶エリアには、イギリス人が発明した揉捻機が日本統治時代に導入され設置されています。有名なフルリーフ(細長く揉捻した茶葉)の紅茶を生産していた機械です。この旧時代の装置を見学者のために空運転で動かしてくれたので、非常に貴重な機会でした。

揉捻機茶葉投入口

茶葉の運搬の手間を省くため、揉捻機一台一台の上には、茶葉投入口が作られています。これも建物の設計上の工夫ですね。その穴から茶葉の袋を押し下げることができなくなれば、階下の製茶エリアの茶葉量が満杯だということがわかるので、投入量の制御もできるのです。

「旅行に行ったら予定にない寄り道を楽しむべき」――男子休日委員会

最後は、歴史の一ページが伝わる古い写真で締めくくりたいと思います。時代を越えて保存された過去の様々なものは、かつての輝きを思い出させてくれます。少しの感傷とともに、現在も過去と変わりなく、おいしい台湾茶を味わえるのは幸せなことです。今回のガイド付き製茶工場見学は、旅行中に思いつきで参加したのですが、今年は家での自粛生活が続いているので、香ばしいオーガニックはちみつティーが私の生活に彩りを与えてくれ、素敵なお茶の香りによって日々の生活に特別感が生まれています。

大渓老茶廠

公式サイト https://www.daxitea.com/tw/
所在地: 桃園市大渓区新峰里1隣復興路二段732巷80号
入館料:NT$100/人(館内商品券付)

 

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