台北郊外で森林浴を堪能しよう〜新北市汐止 姜子寮絶壁歩道

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(日本語翻訳=みやび、GA)

新北市トレッキング道十選に選ばれた姜子寮絶壁歩道

この『姜子寮絶壁歩道』にひとたび足を踏み入れれば、森林セラピーがスタートします。さぁ、大自然の懐に飛び込みましょう。私たちは常に大自然の中にいるか、大自然に向かっている途中なのです。「休息」の「息」という漢字が大自然の「自」と「心」からできているように、私たち人間は自然へ回帰することで本当の意味の休息ができるのです。都会のジャングルに長く身を置いていると、喧噪と雑踏に呑み込まれ、身も心も知らず知らずのうちに麻痺していきます。皆さんも健康を崩さないように、たまにはちょっとした息抜きをしましょう。この記事では、私のとっておきの秘境スポット・新北市汐止の『姜子寮絶壁』をご紹介したいと思います。心身ともにしっかりと休息ができる最高の場所ですよ。

秘境と呼ばれる絶景スポット

新北市トレッキング道十選に選ばれている「姜子寮絶壁歩道」。2019年に再整備されてから、平坦で歩きやすい遊歩道として注目が集まり、瞬く間にトレンドワードにも入る人気スポットとなりました。人気の理由は、「滝」と「絶壁」の二つの景観が楽しめることです。滝も絶壁も破壊されず美しく保存されていて、壮大な景色です。地元では秘境と呼ばれる絶景スポットです。

「滝」と「絶壁」が共存する比類ない絶景

姜子寮公園」から絶壁まではわずか790m、登山口から絶壁まではわずか300mの距離です。いずれのルートも平坦地で歩きやすく、目的地まで30分もかからずに到着できます。ですが、単なるウォーキングにしてしまうのは、少し残念だと思います。これくらいの距離や時間であれば、近所の公園や校庭に行けば簡単にできるし、ウォーキングとしての難易度もそんなに高くありません。私が記事の最初に書いたように、ここの一番の魅力は、知る人ぞ知る森林セラピーです。しかも六つ星級超えの森林セラピーが無料で体験できます。

森林セラピーを堪能して心身ともにリラックス

森林セラピーをじっくり堪能するには、ゆっくり歩くことをおすすめします。この「ゆっくり」が一種の鍵のようになって、あなた自身の身体との対話の扉が開かれ、また周りの環境との共鳴が引き起されます。つまり、 “五官”にかけられた錠を外し、大自然に向けて、束縛されていた“五感”を解放するのです。実は、そうしたことは普段もやっているのですが、ただ普段とは対象とやり方が違います。

“五官”の解錠、“五感”の開放

まず、視線を緑の森林に向け、葉の隙間から降り注ぐ陽の光を全身で味わいます。太陽の温もり、光、そしてめぐりめぐる生命の循環を感じましょう。次は、周囲の音に耳を澄ませます。虫の音、鳥のさえずり、水のせせらぎ…都会の喧騒とは比べものにならないほどの美しさです。風がまるでやんちゃなペットのように、さりげなく吹いて来ては、梢に足跡を残します。一息一息の呼吸を体に刻み、呼吸の起伏の中に生命のリズムをじっくり感じましょう。呼吸が体と心の架け橋となり、心身がリラックスするまでゆっくり呼吸します。

大自然の贈り物「太陽、空気、水」

できれば、そのまま坐ってそっと目を瞑ってみましょう。瞼の中の光を自分の中によみがえらせます。「静寂」があなたを自然の中へと招き入れるでしょう。そして、あなたが両足を大地にしっかりとつけ、自然の一員、森の一部になれるように導いてくれます。あなたは木々のように地に根を下ろし、大自然が与えてくれた贈り物、「太陽、空気、水」を受け取るのです。「原始への回帰」は、まるで温かい家に帰ったかのような心地よさです。その場に存在しないのは唯一「不自然」だけです。こうして癒しが得られ、たまったストレスも緩和されます。

「横より看れば嶺を成し、側よりすれば峰を成す。遠近高低各同じからず。」――蘇軾(北宋時代の詩人)

心身ともにじんわりと癒された後は、旅の続きをしましょう。道沿いの絶景を眺めると、大自然の鬼斧神工(神が斧をふるって作ったような美しい作品)に感服せざるを得ません。絶壁までの道はわずかな距離ですが、景色は見る見るうちに変わります。階段を一段上る度に違う風景が目に映り、蘇軾がかつて詠んだ詩の一句を思い出します。「横より看れば嶺を成し、側よりすれば峰を成す。遠近高低各同じからず。」まさにこの詩に趣意にふさわしい景色ではないでしょうか。

交通手段

ストレスが溜まって、ちょっとした息抜きがしたい時、汐止の『姜子寮絶壁』で、森林浴を堪能してみてはいかがでしょうか。

【交通手段】
〈お車〉 新台五路より汐平路に入り、汐平路二段を左に曲がって姜子寮路に入ります。姜子寮路を直進すると、福興宮(あるいは姜子寮公園)の隣に無料駐車場が見えます。そこから案内表示に沿って25分程歩くと、絶壁にたどり着きます。

〈公共交通機関〉 汐止駅で新北市新バスのF905汐平線、あるいはF920汐平A線に乗り、「姜子寮路口站」で下車。バス停から2km程歩くと福興宮の隣にある姜子寮公園が見えます。そこから案内表示に沿って更に25分程歩くと、絶壁にたどり着きます。

 

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