見どころいっぱいの町・屏東市内を散歩!

【 屏東市 観光 / 勝利星村 / 孫立人将軍行館 / 屏菸1936文化基地 / 屏東観光夜市 / 驛前大和咖啡館 】

はじめに~観光地として見直されてきた屏東市

皆さんは、屏東「市」を訪れたことはありますか?「屏東県のリゾート地・墾丁なら行ったことあるよ!」という人は少なくないと思いますが、屏東市内を観光したことがある人はまだまだ少ないと思います。実は屏東市は、最近になって魅力的な歴史スポットが次々オープンし、観光地としてもおすすめできる町になってきました。そこで今回は、屏東市の隠れた魅力に注目して行こうと思います。(トップ写真は、勝利星村のレトロ建築のお店・純在餐桌)

1.勝利星村 ~ここ数年で屏東一の人気観光スポットに成長

屏東駅から北に歩くこと約20分。市の中心部を少し外れた住宅地域に、たくさんの日本家屋が建ち並んでいるエリアがあります。それが「勝利星村」です。この一帯は、かつて日本統治時代に空軍の基地があった屏東で建てられた、第三航空団の宿舎群です。

戦後も台湾の軍人が多く住む眷村として長く使用されてきましたが、2007年に歴史建築に指定され、2018年には屏東の歴史や文化を後世に伝える文化園区として生まれ変わりました。では、さっそくエリア内を散歩してみましょう。

整然と並ぶ住宅地の区画。これは日本統治時代の都市計画により出来上がったもので、ぶらぶら歩いていると日本の街並みを歩いているような気分になれます。自治体の後押しもあって、修復が進んだ家屋に次々とカフェ・レストラン・雑貨店・アートショップなど様々な店舗が入居しています。あまりのお店の多さにびっくり、どの店に入るか本当に悩んでしまいます。中には、民宿になっている家屋もあり、古き台湾の生活を追体験することもできるようです。

1-2. 屏東のレトロ地区に台湾でおなじみのお菓子のテーマ館?!

勝利星村には、台湾ではスーパーでもコンビニでもよく見かけるお菓子ブランド「乖乖」の故事館(テーマ館)までありました!館内に入ると、各部屋が 乖乖の歴史を学んだり、昔の台湾の雰囲気を追体験したりできます。これはもしかすると、子供よりも大人のほうが懐かしさを感じて楽しめるかもしれません。この故事館は入場料が100元かかり、入る前は「博物館でもないのに高いなあ」と思っていたのですが、実は帰りに 乖乖のスナック菓子をいくつももらえるんです。実に多様に活用されている勝利星村の家屋群。これからも個性豊かなショップが増えることを期待したいですね。

勝利星村

住所:屏東市青島街106號付近一帯
開館時間:園区の散策は24時間可能・店舗ごとに営業時間が異なるので、要確認

2.南国青鳥+孫立人将軍行館 ~勝利星村以外にも市内にたくさん残る日本家屋

勝利星村から屏東駅の方向に5分ほど戻ると、かなり立派な2階建ての日本家屋が見えてきます。ここは、日本統治時代の空軍団長の官舎として建てられた建物で、1階に「南国青鳥」という独立系書店、2階には中華民国軍の名将と賞される孫立人の記念館が同居するという見どころたっぷりの施設になっています。なんだか、日本のちょっとしゃれたお宅を訪問するような気持ちになれます。

読書ができるスペースもたっぷり

館内はきれいにリノベされ、1階の書店部分は、座って本を読めるスペースがたくさんあり、本好きにはたまらない空間になっています。陳列されている本も個性派ぞろい。一般の書店ではなかなか手に入らない本に出会えるかもしれません。

南国青鳥・孫立人将軍行館

住所:屏東市中山路61號
開館時間:10:00~18:00(無休、孫立人将軍行館は9:30~12:30と14:00~17:00)

3.今年オープンの新しい文化園区~ 屏菸1936文化基地

屏東駅から東のほうにバスで10分くらい移動した町はずれにある大きな施設・「屏菸1936文化基地」。ここは、かつて屏東の主産業の一つだった葉タバコの工場でした。工場の老朽化に伴い閉鎖された建物はのちに歴史建築に指定され、大規模な修復・リノベを経て、今年はじめに屏東の産業や様々な文化を学ぶスケールの大きな文化施設として一般公開されました。

映像効果を活用した大人も子供も楽しめる施設

台湾では産業遺産の整備が各地で進んでいますが、この工場跡は本当にスケールが大きくて、たばこの生産だけでこんなに大きな工場が稼働していたのかと思うと少し信じられないくらいでした。しかし、 屏菸1936文化基地の魅力はそれだけにとどまりません。子供たちも楽しく見学できるよう、映像効果をふんだんに使ったコーナーがたくさんあるのが特徴です。別館で見られる3D映像の数々も魅力的でした。

2階に上がると、今度は屏東県に根付く客家の文化をビジュアル効果を上手に使って紹介しており、将来的には3階で屏東県の山間部に残る、原住民の文化を紹介するコーナーも作られる予定だそうです。これからがますます楽しみですね。

屏菸1936文化基地

住所:屏東市菸廠路1號
開館時間:9:00~18:00(月曜定休、金土日は~21:00)

4.屏東観光夜市 ~観光地化されていないローカルで活気ある夜市

屏東は夜の街歩きも楽しいです。特に屏東夜市は、観光客目当てのお店がほとんどないローカル度の高い夜市なのですが、小吃屋台がとても多く、ちょっとディープなディナーを楽しむことができます。屏東駅から徒歩10分で着くので、観光客も気軽に訪れることができます。

屏東夜市では、気ままにお店に入ろう

夜市の中には有名店もあるようですが、実際、どの店に入ってもそれなりにおいしいです。夜市をぶらついてて、心惹かれるお店が見つかったら、思い切って入ってみましょう。店を出るときは、バイクには気を付けてください。夜市の通りはバイクがひっきりなしに通るので、注意して歩きましょう。

屏東観光夜市

住所:屏東市民族路36號
営業時間:おおむね12:00~0:00(店舗によって異なる)

さいごに~ますます楽しくなった屏東の街歩き

いかがでしたか。かつては観光客が通過してばかりだった屏東の町も、今ではレトロな雰囲気を楽しみに、台湾各地から訪れる人も増えてきました。みなさんも、高雄台南へ旅行するときは、1日屏東市内の散歩を入れるのをお勧めします。

最後に、駅前にできたレトロな外観のカフェを紹介しましょう。日本統治時代に、大和旅社の名で多くの人が泊まったホテルの建物が保存され、新たにカフェとして生まれ変わったお店です。駅前なので、屏東の町に来たら、まずはこちらのお店でひと息ついてください。

驛前大和咖啡館

住所:屏東市民族路163號
営業時間:9:00~18:00(無休)

 

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