【高雄 鳳山】歴史ある街を散策しよう!

高雄 鳳山

高雄 鳳山 / 鳳山区 / 鳳山平成砲台 / 鳳山龍山寺 / 鳳儀書院 / 1955誠正眷味 / 潁川製所Coffee Roaster 】

はじめに

台湾南部で最も大きな町・高雄。現在の高雄の市街地は日本統治時代に大きく発展しましたが、実は清朝時代から栄えていたエリアが別にあるんです。それが鳳山。高雄の観光ガイドではあまり紹介されないこの町には、200年近い歴史を持つスポットが目白押し。港町・高雄とはちょっと違った雰囲気の街・鳳山を歩いてみたいと思います。(トップ写真は、鳳儀書院の可愛らしいキャラクター達)

1.街のど真ん中に清朝時代の砲台がいくつもある!

鳳山が発展したのは、清朝時代のこと。はじめは、現在、高鐵(台湾新幹線)の終着駅となっている左營付近にできた県の中心がこの地に移転してきて、鳳山と呼ばれるようになりました。

鳳山の町が形成されるとき、敵対するグループが周囲から攻めてくるのを防ぐ目的で、1837年から1838年にかけて、砲台が建設されました。このときの3つの砲台が、今でも残されており、今では国定古蹟として大切に保存されています。3つの砲台とも規模は小さく、いかめしさはそこまで感じません。

昔ながらの小さな水路をたどって散歩するのが楽しい

各砲台の周辺では、これらの砲台を縫うように小さな水路があちこちで見ることができます。その中には、「平成砲台」という名の砲台もあり、びっくりします。ただし、この「平成」は、建設当初から使われていたようであり、日本の元号とは直接関係なさそうです。そこから、水路を伝って、澄瀾砲台さらには訓風砲台へと向かっていきます。3つの砲台ともそれほど離れていないので、水路周辺を散歩するだけで、3つとも制覇できますよ。この辺りは、新しいマンションの建設も進んでいますが、鳳山でも最も古い地区とあって、懐かしさを感じる街並みも時折現れます。

【施設情報】(いずれも24時間開放)

鳳山平成砲台

住所:高雄市鳳山區曹公路25之3號

鳳山澄瀾砲台

住所:高雄市鳳山區立志街と復興街の交差した辺り

鳳山訓風砲台

住所:高雄市鳳山區中山東路5巷付近

2.台湾最南端の龍山寺〜 鳳山龍山寺

台湾には、いくつもの龍山寺がありますが、高雄・鳳山にも龍山寺があるんです。現在のところ、台湾最南端の龍山寺ということになりますね。鳳山龍山寺の創建は1719年と、鳳山に県庁が移される前からこの地で人々の信仰を集めていたのですね。

こちらは、台北の龍山寺に比べると、かなり小ぶりで、ローカル感が漂ってきます。有名観光地というわけではないので、観光客の姿は少なく、地元の方が参拝に来る姿が目立ちます。

鳳山龍山寺

住所:高雄市鳳山區中山路7號
開館時間:5:00~21:00(無休)

3.鳳山の秀才たちの学び舎〜 鳳儀書院

清代末期まで続いた中国の科挙。これに合格することは、一族の大きな名誉であり、各地域の秀才が、科挙合格を目指してもう勉強に励んでいました。その学び舎だった施設が「書院」です。台湾の古い町には今でも書院の建物が残っているところが数多くあります。この鳳山にも立派な書院があります。それが「鳳儀書院」です。

現在、台湾各地に数多くの書院が残されていますが、鳳儀書院の自慢は、台湾の書院の中でも規模が大きく、歴代で5名もの進士合格者を出しているところです。敷地内には、若き学生たちが学問を学ぶための建物がいくつもあります。ここで椅子に座ると、自分も真面目に勉強しようという気持ちになるかもしれません。

この書院では、ガイドツアーも頻繁に行われていて、子供たちが参加できるツアーもあります。資料の展示も充実している上、お土産コーナーやちょっとしたカフェスペースもあって、短時間で見終えるのはもったいないと思いました。

鳳儀書院

住所:高雄市鳳山區鳳明街62號
開館時間:10:30~17:00(金土日は~18:00、月曜定休)

4.鳳山の新しい歴史観光スポット〜 黄埔新村

鳳山に残るのは、清代の歴史スポットだけではありません。太平洋戦争後、中国から渡ってきた軍人などの一家が暮らす住宅地が台湾各地に建てられましたが、この鳳山にも眷村が作られました。それが黄埔新村です。

実はこの眷村の原型は、日本統治時代の1943年に作られています。陸軍学校があった地域に、軍属の住む住宅が多数建てられたのだそうですが、ほどなく終戦となり、戦後は、中華民国軍の軍人及びその家族の住宅地として整備・拡大されました。台湾の眷村の中では、最古のものだそうです。

眷村の中にある、小さな食堂

そんな歴史ある黄埔新村ですが、現在では古い家屋をリノベしたカフェや民宿などが何軒もオープンし、好評を博しているそうです。その中で今回は「1955誠正眷味」を訪れてみました。

昔ながらの眷村によくある住宅だった建物の中に入ってみると、そこは、どこか日本らしさも感じさせる空間がありました。実は、このお店の建物は、一部が日本時代に建てられたものだそう。改築を重ねて、内部は少し複雑な感じになっていますが、日本の古い客間を思わせるような部屋もあって、懐かしい気持ちになりました。

ここでは、眷村らしい料理や、日式洋食風の創作料理などが頂けます。私は、あえてカレーセットを注文しました。このカレーが、日本のカレーとは少し異なる、それでいて家庭的な味わいのカレーになっていて、とてもおいしく頂くことができました。もちろん、おかずがドーンと載っているので、これだけで満腹になれますよ。眷村料理といわれる料理も、味付けがはっきりしていて、日本人の口に合うものも多いので、次回は、違うメニューにも挑戦してみたいです。

1955誠正眷味

住所:高雄市鳳山區黄埔新村東二巷89號
営業時間:11:00~19:00(無休、土日は10:00~)

5.旧市街で人気のカフェにも立ち寄ってみました

鳳山の古い地区にも、おしゃれなカフェができました。今回お邪魔したのは、「潁川製所(Coffee Roaster)」です。鳳山の古い商店街や住宅が建ち並ぶエリアに、ひっそりと開業しているカフェなのですが、レトロな雰囲気とおいしいコーヒー・スイーツが評判なのでしょう、私が訪れた日もほぼ満席の賑わいでした。それにしても、このような何気ない老建築をおしゃれなお店に生まれ変わらせるデザインやセンスは、台湾ならではのものだと思います。

グルメ探索も楽しそうです

鳳山は、清代からの歴史を持つ古い町でありながら、新しい風を吹き込むお店も徐々に増えてきて、とても面白い町になっていると思います。カフェだけでなく、昔ながらの小吃も立ち寄ってみたいところが多数あり、これらは次回への宿題となりました、

潁川製所Coffee Roaster

住所:高雄市鳳山區光明路116號
開館時間:11:00~18:00(木曜定休)

さいごに

いかがでしたか。左營の龍虎塔や、旗津、西子湾のような目立つ観光地はありませんが、鳳山には歴史を感じさせるスポットがたくさんあることがお分かりいただけたと思います。現在では、台湾鉄道および高雄MRTで鳳山へ簡単に行くことができます。丁寧に見て回ると、まる1日かかるくらい見どころが多い鳳山。古い高雄に触れたければ、鳳山さんぽはかなりおすすめですよ。(最後の写真は「訓風砲台」)

 

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