【澎湖 旅行】台湾の離島・ポンフーで訪れるべき観光スポット

澎湖

【 澎湖 旅行 / 台湾 ポンフー / 澎湖跨海大橋 / 二崁 / 二崁花磚館 / 澎湖二崁梅餅 / 池東大菓葉玄武岩 / 外垵 / 風櫃 / 風櫃の少年 / 南寮 】

はじめに〜澎湖旅行のススメ

台湾旅行で一度は行ってみたいのが、離島ですよね。その中でも澎湖諸島はとても人気がある旅行先ですが、実は案外行ったことがない人が多いのが現状です。澎湖諸島は、美しい自然に恵まれており、台湾島とはまた違った風景をあちこちで楽しむことができます。そこで、澎湖諸島に行くなら是非訪れていただきたい、絶景や魅力的な観光地を6か所紹介したいと思います。

澎湖諸島の概略
澎湖諸島は、大小90もの島で構成されています。その中で一番大きくて、見どころも多いのが澎湖島です。それ以外にも、澎湖島と橋でつながっている白沙島、漁翁島も見どころが多いです。今回は、この3つの島にある見どころを紹介しようと思います。(トップ写真は、澎湖諸島屈指のビーチ・山水沙灘)

1.澎湖跨海大橋 ~きれいな橋のアーチは澎湖のシンボルの一つ

澎湖島の中心で澎湖県の県庁がある都市・馬公からバスに40分くらい乗ると、目の前に大きなアーチがかかり、その向こう側に長い橋が見える場所に到着します。ここが「澎湖跨海大橋」です。澎湖諸島の白沙島と漁翁島の間にかかる全長約2.5kmの長い長い橋です。開通は1971年。すでに50年以上の歴史を誇り、県の文化遺産にも指定されています。

この島のおかげで、比較的簡単に澎湖諸島西部の西嶼地区へ行けるようになりました。ここでは車やバイクを停めて、記念撮影をしたり、ひと休みしたりする観光客が多く、橋のはるか向こうに見える漁翁島を見ると、一層わくわくしてきます。お土産屋さんもあるので、行き帰りにちょっとしたおみやげを買ったり、澎湖名物のサボテンジュースを飲んだりするのもいいですね。

【澎湖跨海大橋までのアクセス】
澎湖縣公車藍線外垵線・通樑線で「澎湖跨海大橋」バス停下車

2.澎湖に来たらぜひ訪れたい!~ 二崁の伝統集落

澎湖跨海大橋からさらにバスで20分位の場所にある、二崁集落。ここは、澎湖でも古い民家がたくさん残っている村として有名で、今では澎湖観光の目玉の一つになっています。明代末期に福建沿岸部から陳氏が移り住んで以来、少しずつ発展してきた二崁。交通の便の悪さから、日本統治時代以降徐々に衰退していきましたが、澎湖跨海大橋ができて以来、馬公からのアクセスが良くなりました。その影響で、二崁を訪れる観光客が増えました。

集落の中は小さいのですが、古い民家が肩を寄せ合うように建ち並んでいるので、どこで写真を撮っても本当に絵になります。また、食堂やカフェ、土産物屋さんなど、商店もそれなりにあって、ショッピングも十分に楽しむことができます。

【二崁へのアクセス】
澎湖縣公車藍線外垵線で「西嶼民衆服務站」もしくは「二崁外站」バス停下車(一部のバスは集落の近くに立ち寄るので、その場合は二崁聚落下車のほうが便利)

二崁の古い民家でたくさんのマジョリカタイルが見られる!~ 二崁花磚館

台湾の古い民家で時々見かける素敵なデザインの花磚(マジョリカタイル)。最近は、嘉義にマジョリカタイルの博物館ができて、大人気となっていますが、実は澎湖の二崁にもすてきなマジョリカタイルの博物館があるんです。それが「二崁花磚館」。古い伝統的な民家の中に、どこから集めたのか、たくさんのマジョリカタイルが展示されています。その数の多さにびっくり!博物館の手前は、お土産屋さん「二崁陳媽媽魚香小舗」になっていて、貝や蝦、イカなどの加工品をはじめとする素朴なお土産が手に入ります。保存料をほとんど使わない商品も多いので、賞味期限をよく確認して気に入ったもお土産を買ってみて下さい。

【店舗施設情報】
「二崁花磚館」「二崁陳媽媽魚香小舗」
住所:澎湖縣西嶼鄕16號
営業時間:8:30~19:00(無休)

二崁一の個性的なお土産は蚊取り線香?! ~ 澎湖二崁梅餅

二崁のお土産はいろいろあるのですが、一番面白いのは、伝統的な蚊取り線香・澎湖傳香です。この土地でとれた草を使って作られた線香は、香りが良いだけでなく、蚊よけにも良く効きます。蚊取り線香を売る店の建物も注目です。こちらも古い民家が線香屋さんになっており、軒先では、線香を干している風景も見られます。また、梅餅という素朴なお菓子も売っており、酸っぱいものが食べたいときには最適のおやつになります。

【店舗施設情報】
「澎湖二崁梅餅」
住所:澎湖縣西嶼鄕14號
営業時間:おおむね午前中から夕方まで

3.自然の造形美を堪能~ 池東大菓葉玄武岩

二崁の隣にある海辺の集落・大菓葉のすぐ近くに、澎湖諸島でも非常に有名な自然の地形「池東大菓葉玄武岩」があります。ここは二崁から頑張れば徒歩で行ける観光スポットで、ずらりとそそりたつ玄武岩の景色に見る者は圧倒されます。この玄武岩の地形、長らく地中に埋まっていたそうなのですが、日本統治時代に大菓葉の集落に港を作ろうとして、その工事の際に発見されたのが、この玄武岩だそうです。意外なきっかけで美しい自然美が発見されたんですね。

玄武岩の景観も見ごたえがあるのですが、実は大菓葉の浜辺からは、対岸の馬公の町がかなりはっきりと見えるんです。この景色を見たら、対岸から船が通うようにしたくなるのも分かります。

【アクセス情報】
澎湖縣公車藍線外垵線で「西嶼民衆服務站」バス停下車。二崁の集落からも徒歩15分で来られるので、二崁とセットで見学しても良いでしょう。

4.澎湖のさいはての地で絶景を眺める~ 外垵 集落

澎湖の漁翁島が属する西嶼鄕は、澎湖諸島でもっとも西に位置する地区。その中でも最西端にある集落が外垵です。ここは、馬公からのバスの終点にもなっていて、ちょっとした食堂やコンビニなどがあります。小さな港町の風情を楽しめる素敵な集落なのですが、この地区を訪れたらぜひ足を伸ばしてもらいたいのが、外垵 漁港観景台です。ここからの眺めが、まるで地中海のどこかの港町のようでとても感動的です。近くに「西嶼餌砲」や「三仙塔」、「漁翁島灯台」といった見どころもあるので、セットで見学するとより楽しめると思います。

展望台までは、細い坂道+階段をのぼって徒歩15分くらいで行くことができます。ただし、歩道が十分整備されておらず、道に迷うかもしれないので、不安な場合は、googlemapで表示される遠回りのルートで行くのが安心です。こちらも徒歩20分くらいで行けます。

【アクセス情報】
澎湖縣公車藍線外垵線で「外垵西」バス停下車。

5.映画の舞台にもなった、夕陽が美しい港町~ 風櫃

西嶼以外にも、澎湖には景色が美しい場所があります。特に夕陽が美しいスポットが風櫃という小さな港町です。ここは1983年に公開された映画「風櫃の少年 (原題:風櫃來的人)」の舞台になった古都でも知られています。40年前の映画ですから、当時の風景とは多少変わっているとは思いますが、今訪れても、素朴な漁村の風景を楽しむことができます。

ここでは、美しい海や島々の眺めをのんびり楽しむのが一番。バスの本数が多くないので、1時間くらい街を散策し、次のバスで馬公へ帰る、というプランがおすすめです。

トップ写真の「山水沙灘」も、風櫃への道路の途中にあり、風櫃線のバスに乗れば、気軽にビーチに行くこともできますよ。

【アクセス情報】
澎湖縣公車黄線風櫃線で「風櫃終点」もしくは「風櫃洞」バス停下車。

6.廃墟めぐりが楽しい〜伝統集落が残る南寮

澎湖の観光スポットで、意外と知られていないのが南寮です。ここは、馬公の東・湖西鄕にある小さな集落で、昔ながらの石造りの民家がたくさん残っています。南寮の集落の中を歩くと、まさにタイムトリップ状態。二崁のような有名な観光地ではないので、のんびり観光することができます。

廃墟の民家がたくさんあるのは、他の集落と変わらないのですが、ある程度観光地としても整備されているので、街歩きの大きな地図が集落の入口にあって、街歩きの計画も立てやすくなっています。

南寮さんぽのハイライトは、「南寮古厝」です。ここは、すでに廃墟になった何軒かの民家を整備して、観光客が立ち入ることができるようにした場所で、迷路のように建ち並んだ廃墟の中を歩き回ると、とても不思議な気分になります。数は少ないものの、ドリンクショップやお土産店があるので、素朴なローカル土産を買っても良いでしょう。

さいごに〜澎湖の主なバス路線をご紹介

いかがでしたか。台湾島とはかなり雰囲気が違う澎湖諸島の旅。台湾旅行を何度の経験した方でも、新鮮な体験ができると思います。旅のおすすめの季節は、4月~10月ごろ。冬になると風が非常に強くなり、営業しないお店やホテル・民宿が増えます。ただし、夏季は本当に暑くて、日差しがとても強いので、日焼け止め対策は十分に行ってください。

澎湖諸島では、バイクや車を借りて観光するのが一般的です。でも、海外ではバスや電車を利用して移動したい方も多いでしょう。澎湖諸島は、本数は少ないもののバス路線が各地に広がっており、今回紹介したスポットはすべてバスでのアクセスが可能です。

【西嶼方面へ行く場合】
外垵 漁港観景台・二崁・池東大菓葉玄武岩
→藍線外垵 線のみ(1日11~12本)

澎湖跨海大橋
→藍線外垵 線・通樑線(1日合計20本程度)

【風櫃へ行く場合】
黄線風櫃線のみ(1日12本程度)

【南寮へ行く場合】
緑線龍門線・尖山線(それぞれ1日12本程度。いずれも同じルートを逆から回る循環線です。南寮へ行くときは龍門線、南寮から帰るときは尖山線のバスに乗るのをお勧めします)

バイク利用の方は気ままに、バス利用の方は少し時刻表とにらめっこしながら澎湖の旅をお楽しみください。(最後の写真は、南寮集落の「硓𥑮樹屋」)

 

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