【苗栗 大湖】いちごの産地・大湖で、いちごづくしの旅!

苗栗 いちご

苗栗 大湖 / 苗栗 いちご / 草苺文化館 / 福特草苺園 / 汶水老街 / 大湖蚵仔麵線 】

はじめに~いちごの産地・大湖を満喫しよう

台湾の冬のフルーツといえば、何といってもいちごでしょう。台湾で冬が訪れると、どこでもいちご祭り状態。コンビニ・スーパーその他、食品に関しては「いちご〇〇」だらけになります。そんないちごの、台湾での最大の生産地は苗栗県大湖。今回は、台湾では誰でも知っている、でも日本ではまだまだ知られていない大湖の町を歩き、いちごづくしの旅を楽しんでみようと思います。

1.大湖ってどんな町?

大湖は苗栗県の山間部にある小さな客家の町。苗栗市からバスで1時間ほど山間部に行くとそこには小さな盆地の中に広がる大湖の町が広がります。人口約1万3千人の静かな農村ですが、第二次世界大戦後、この地にいちご栽培が始まってから、町の主産業もいちご生産およびいちご製品の生産・販売になっています。文字通り、「いちごの町」なんですね。町にも、いちごをモチーフにした看板などがたくさんあります。特に、いちごの収穫期である冬になると、いちご狩りやいちご商品の買い物を目的とした観光客が殺到し、ものすごい賑わいを見せます。

その一方で、丘の上にある旧市街は比較的静か。街歩きを楽しむ観光客をちらほら見かけるだけで、落ち着いた雰囲気を保っています。古い街並みも少し残っていて、散歩していても楽しいですね。(写真は、草苺文化館)

2.とにかくいちご尽くし!の草苺文化館!~まずは1階から

そんな大湖でまず訪れたいのが、草苺文化館という施設です。外観は、郊外のショッピングモールのようですが、面白いことに、物産コーナーは1階だけ。2階と4階は小さな美術館になっており、3階が大湖のいちごの歴史が学べる資料館になっています。5階は屋上庭園になっていて、大湖の町を一望できます。

1階の物産コーナーは、端から端までほぼすべてがいちご関連商品になっています。台北辺りではあまり見かけない様々なお菓子もここで買うことができます。値段も手ごろなものが多いので、気に入ったものをお土産にするとよいでしょう。

3階のいちご資料館で大湖のいちごの歴史を学ぶ

エレベーターで3階に上がると、そこにはきれいな資料館がありました。展示内容はすべていちご。大湖で生産されているいちごの品種やこの町でのいちご生産の歴史などが丁寧に説明されていて、とても勉強になります。

そこで知ったのですが、大湖のいちごは、もともと日本統治時代に日本からいちごが持ち込まれたことから始まったのです。ただし、戦前は商業化には至らず、現在のような大規模生産が始まったのは、戦後、アメリカから別の品種のいちごが持ち込まれてからだそうです。大湖の人々のいちごに賭ける意気込みが感じられますね。

変わり種のいちごフードはいかが?

さて、ここまでいちごであふれた町だと、いちごを使った変わった料理が登場するのが世の常です。今回見かけたのは、「いちご香腸(ソーセージ)」「いちご貢丸湯(ミートボール)」「いちご茶葉蛋」などです。どれも、50元前後で買えるので試してみましたが、確かにどの料理にもいちごの風味が感じられ、甘みと酸味が入っているのが分かりました。もちろん、いちごソフトクリームやいちご大福、いちごのショートケーキなど、安心して楽しめる食べ物もたくさんあったので、お好みに合わせていちごフードを楽しんでみて下さい。

なお、裏手にはワイナリーもあり、いちごワインなどのお酒がたくさん売られていました。甘いものが苦手、という方はワイナリーへどうぞ。

草苺文化館

住所:苗栗縣大湖鄕富興村八寮灣2‐4號
開館時間:9:00~17:30(無休)

3.いちご狩りをしてみよう

大湖に来たら、ぜひいちご狩りにトライしてみましょう。日本でいちご狩りというとハウスもののイメージが強いですが、大湖のいちご狩りは基本的にすべて露地。青空の中、気の向くままにイチゴを摘んで持ち帰るのは、なかなか楽しい体験です。

苗栗から大湖に続く道路沿いには、数えきれないくらいのいちご農園があり、基本的にはどこでも同じようにいちご狩りが楽しめます。利用方法は簡単で、まず農園の受付でいちご狩りをしたいことを告げます。(いちごを買って帰るだけのお客さんも多いので)

手軽で簡単!いちご狩りにトライ

そのあと、はさみやいちごを入れるかごを受け取り、さっそくいちご狩りの始まりです。いちごは畑から直接摘むエリアとプランターに植えられ、高いところで摘むエリアがあります。どちらも品質は変わりないと思いますが、畑のほうだとずっとかがんでいちごを摘むので、長い間いちご狩りをしていると腰が疲れるかもしれません。

ひととおり摘み終わったら、受付にもっていって、きれいに箱詰めしてもらいます。あとは、箱に入れられたいちごを自宅やホテルまで持ち帰るだけ。日本のような大粒のいちごは少ないので、ある程度たくさん摘んでも大丈夫だと思います。

福特草苺園

場所: 苗栗縣大湖鄕富興村八寮灣福興バス停前
営業時間:9:00~17:00(月曜から金曜は10:00~)

4.近くにある小さな老街~ 汶水老街

大湖の近くに小さな老街があります。こちらは「汶水老街」といい、厳密にいえば、隣の獅潭鄕に位置するのですが、苗栗から大湖へ続く道の途中にあるので、いちご狩りの行き帰りにちょっと立ち寄ることも可能です。

老街のはずれにあるバス停に降り立つとそこはもう、老街の入口。とても短い老街ですが、素朴な感じの客家料理を提供する食堂や屋台が建ち並び、週末ともなると、なかなかの賑わいを見せます。

「汶水老街のアクセス」
苗栗駅バスターミナルから新竹客運バス大湖行きで汶水下車。
平日は老街の中心部、週末は老街のはずれにバスが停まります。

5.大湖の旧市街も街歩きとグルメを楽しむ

さて、大湖はいちごだけでなく、旧市街の街歩きも楽しいです。昔ながらの商店街の雰囲気を残すエリアには、何軒もの客家料理の食堂があります。その中で、たまたま見かけたのが、「豬頭肉麵」という麵料理。これは、客家の麵料理の一つらしく、あっさりスープの麵に豚の頭の肉がごろんと入れられ、素朴でお腹いっぱいになれる料理です。私が訪れた「大湖蚵仔麵線」というお店では、値段がたったの50元。他には、蚵仔麵線も有名なようで、家族連れやカップルで訪れて、両方頼んでシェアしている人たちもいました。

大湖蚵仔麵線

住所:苗栗縣大湖鄕中山路11號
営業時間:7:30~19:30(無休)

さいごに(アクセス情報)

いかがでしたか。台湾の冬の日帰り旅行にぴったりの目的地になりそうな大湖。バスでのアクセスも悪くないので、1日かけていちご狩りや老街散策などを楽しんでみてはいかがでしょうか。おすすめは、さきに老街散策を終えてから、大湖へ行くパターン。いちご狩りを最後に持ってくると、荷物を持ち歩かずにすんでラクな旅になると思います。3月くらいまでは、いちご狩りが楽しめるようなので、まもなく台湾旅行という方、台湾在住の方、是非一度、大湖に遊びにいらしてください。(最後の写真は、草苺文化館のいちご貢丸湯)

【バス案内】
台鉄苗栗駅から新竹客運大湖行きのバスに乗車。おおむね1時間に1本運行。高鐵苗栗駅からは、台鉄苗栗駅でバスを乗り換え、大湖行きに乗車してください。

 

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