【 台湾 新竹 グルメ / 柳家肉燥飯 / 雅珍號 / 廟口鴨香飯 / 西大發 / 硬派主廚的軟嫩料理-東門市場 / 享來初 / 或者工藝櫉窓 】
目次
はじめに
台北から高速バスや鉄道で1時間半程度で行ける町・新竹。日本統治時代の歴史遺産がたくさん残っている町として注目されていますが、実は、隠れたローカルグルメの宝庫でもあるんです。今回は、新竹を訪れたら、ぜひ試していただきたいローカルグルメを紹介していこうと思います。(トップ写真は、新竹城隍廟と一体化している美食街)
1.新竹は美食砂漠と呼ばれている??
ところが、台湾で「新竹のグルメは何ですか?」と質問すると、しばしば「美食砂漠」という言葉を聞きます。美食砂漠?そう、おいしいものが全然ない町、という意味なんです。たしかに実際、ネットで「新竹 美食沙漠」と検索すると、大量の記事が出てきてびっくりします。でも、それは間違いといっていいと思います。新竹には、他の町に負けないようなおいしくて魅力がある食べ物がたくさんありますよ。(写真は、「或者工藝櫉窓」の紅烏龍茶とお茶請け菓子のセット)
2ー1.まずは、城隍廟で食べ歩きから~定番のビーフンは「柳家」
新竹で観光客が良く訪れる廟が新竹城隍廟です。この廟の面白いところは、廟と美食街が一体化していること。むしろ、城隍廟の方が、屋台街に隠れるように存在して、独特の雰囲気を作り出しています。とりあえず、ここの美食街に来れば、新竹の定番グルメに出会えます。
まずは新竹で昔から有名な米粉(ビーフン)です。新竹は風が強い町と知られ、この強い風で乾燥させた米粉が格別においしいのだとか。城隍廟の中には、何軒ものビーフン屋台がありますが、私がよく利用しているのが、こちらの「柳家」です。廟のすぐ脇にあるお店は、
食事時になると長蛇の列ができる人気ぶり。次から次へと米粉をはじめ、肉燥飯などが提供されていきます。ここでは、相席は当たり前。狭いお店ですが、気にせず米粉や肉燥飯などを食べましょう。
柳家肉燥飯
住所:新竹市北區中山路75號
営業時間:10:30~22:30(水曜定休)
2-2.肉圓の激戦区・新竹城隍廟で見つけたおいしい肉圓~ 雅珍號
新竹のもう一つの定番グルメは「肉圓(ばーわん)」です。台湾各地の肉圓は、地方によって製法や味わいが違うのですが、新竹の肉圓は、紅麹を使っていて、中に赤い部分があるのが特徴だそうです。台湾中部の肉圓の本場・彰化あたりとは製法も味わいも少し違うようでですが、新竹の肉圓もなかなかおいしいです。
今回訪れたのは、初めて見つけた肉圓のお店「雅珍號」。他のお店で食べた肉圓よりも、中の肉がジューシーでかなりおいしいと思いました。小さなお店ですが、次々とお客さんがやってきます。持ち帰りの人もかなりいましたよ。
雅珍號
住所:新竹市北區中山路75號
営業時間:10:20~20:30(無休)
2-3.普通の鴨肉飯と一味違う鴨香飯~ 廟口鴨香飯
廟の中の定番グルメや米粉と肉圓だとすれば、廟の近所で有名なローカルグルメと言えば、真っ先に挙げられるのが「廟口鴨香飯」だと思います。一般の鴨肉飯と違う点は、ご飯の上に鴨肉だけでなくキュウリと油葱が載っていること。そのため、風味が増して普通の鴨肉飯とはまた違ったおいしさが感じられます。地元の人は、鴨香飯の上に荷包蛋(目玉焼き)を載せて食べる人が多いようですね。これはかなりおいしい食べ方なので、興味のある方は試してみて下さい。
廟口鴨香飯
住所:新竹市北區中山路142號
営業時間:11:00~15:00、15:30~21:00(火曜水曜定休)
2-4.食後のデザートはタピオカミルクティーまんで決まり?!~ 西大發
城隍廟の近くには、地元で評判の包子屋さんもあります。こちらのおすすめは、「珍珠奶茶包」。そう、タピオカミルクティーまん、なんです。ちょっと不作法ですが、食べかけのタピオカまんの写真を(笑)。これが濃厚な甘さなんですが、また食べたくなるおいしさなんです。
中身がこぼれやすいので、注意して食べて下さいね。
西大發
住所:新竹市北區長安街3號
営業時間:8:00~21:00(無休)
【 西大發 城隍包 / 新竹 西大發 / 西大發包子 / 新竹 北区 グルメ】 (日本語翻訳=Honoka) ある時、ふと思い立って新竹の城隍廟に行ったのですが… 城隍廟の周りにある美食のお店を回った後 名物の肉圓(バーワン)を買って、お腹いっぱいになりました。 その時、...
3ー1.東門市場の個性派ラインナップ~まずはおいしい牛肉料理の「硬派主廚」から
新竹のグルメは、城隍廟界隈に限りません。最近、若者を中心に人気が出ている「東門市場」にも、魅力的な飲食店がたくさんオープンしています。東門市場は、日本統治時代にできた市場で、戦後も長らく新竹市民の台所として親しまれてきました。しかし、市場の老朽化が進み、次第にさびれていきました。そこに、地域活性化グループや行政の手によって、新たに飲食店や文化活動スペースなどを誘致して、夜になると食事やお酒を楽しむ人々が集う賑やかな空間を生み出しました。今では、新竹の新しい名物スポットとして、市外からもお客さんが訪れるようになっています。飲食店の数が非常に多いので、まだまだ訪れていないお店が多いのですが、私が訪れた中で気に入ったお店をいくつか紹介します。
まずは、がっつり牛肉を食べたい方に「硬派主廚」のステーキ丼はいかがでしょうか。ご覧の通り、ご飯にボリュームのあるステーキや目玉焼き、野菜などがのり、何とも豪華な「丼」になっています。目玉焼きとミニスープ付きで250元とお値段もリーズナブル。お店が小さいので、食事時は順番待ちになることが多いです。
硬派主廚的軟嫩料理-東門市場
住所:新竹市北區中央路102巷10號1143號
営業時間:11:30~14:00、17:00~21:30(火曜水曜定休)
3-2.具だくさんの麵線がおいしい~ 享來初
東門市場には、バラエティに富んだ数多くの飲食店が開業しています。日本式の居酒屋もあれば、中にはチベット料理の食堂なども。そんな中、たまたま見つけた麵線のお店も面白かったですよ。まずは、麵線を頼みますが、ちょっと珍しい鹹酥雞麵線を注文しました。実際に食べてみると、鶏肉と麵線が意外と相性が良く、かつボリュームもあって満足感が高いメニューであることがわかりました。それ以外にも、高雄名物の黒輪(さつま揚げのようなもの)、味噌豆腐も頼み、まるで屋台の飲み屋さんにいる気分になりました。他にも気になるメニューがたくさんあって、リピートしたいお店の一つになりました。
享來初
住所:新竹市北區中央路102巷10號東門市場1060號
営業時間:11:00~14:00、17:00~21:30(月曜定休)
4.東門市場周辺のカフェ・茶藝館も素敵です~ 或者工藝櫉窓
食事処ばかり紹介してきましたが、市内中心部には、雰囲気が良くておいしいお茶やコーヒーが飲めるお店もあります。それが「或者工藝櫉窓」です。「或者」は、新竹でクリエイティブな活動を様々な形で支援する企業グループ。これまでに書店やホテル、一時期は、新竹市影像博物館の運営も手がけたことがあります。
この「或者」が東門市場の近くにオープンした「或者工藝櫉窓」は、4階建てのレトロなビルの中に、工芸品の販売コーナーやおしゃれなドリンクショップなど、複合的なスタイルのショップとして展開しています。4回のドリンクショップでは、選び抜かれたコーヒーやお茶がメニューとして用意されており、私は、台東紅烏龍茶とお茶請け菓子のセットを頼みました。紅烏龍茶は、まだまだ生産量が少なく、私も飲むのは初めてでしたが、深みのある優しい味わいがとても気に入りました。お茶請けのお菓子も和菓子のようでおいしく、とても楽しいティータイムを過ごすことができました。
或者工藝櫉窓
住所:新竹市北區中央路75號
営業時間:10:30~18:30(火曜水曜定休)
さいごに
いかがでしたか?これだけおいしそうなお店を知ったら、もう「美食砂漠」なんて誰も思わないですよね。今回紹介したお店以外にも、町をぶらぶら歩いていると「おいしそうだなあ」と思ってしまうお店が何軒もありました。皆さんも、新竹に歴史散策にいらしたら、ぜひ新竹グルメも楽しんでくださいね。(最後の写真は、東門市場の夜の屋台街)
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