【 台湾 林森北路 / 台湾 小姐 / 台湾 飲み屋 】
これ、本当によく言われる。
男性からは、秘密を共有する笑みを添えて。
女性からは、多少の軽蔑のまなざしと共に。
うーん、確かに夜の林森北路(南京東路一段のマクドナルドから南側長安東路までの一帯ね)を歩くと、見事に酔っ払い、多分に鼻の下を伸ばした日本人のオジサンを多数見かける。しかもこのファッションが、悲しいかな紺系のスーツか、なぜか南国系のリゾートファッションであり、台北の街並みから見事に浮いている。
集団で道に広がって大声で話しながら歩くその姿は、「日本人は礼儀正しくてマナーがよくていいですよね」という評価を嬉しく感じている私からするとかなり、いや、ものすごく恥ずかしい。
しかし彼らは出張でしょう? 海外に来て開放的になっていて、多少ハメを外しても、そこは仕方ないと思いませんか?(笑)
しかも、実は日本の大部分の都市よりも台北は都会です。日本の地方から来た人たちからしたら、都会という部分でも圧倒されて浮足立つ、、のではないかな?
知らんけど(笑)
まぁ、確かに彼らはスケベ丸出しです。そう見えます、はっきりと!認めます。
さてそれはさておき、なぜ台北在住の日本人まで「日本人の男スケベ説」が根付いているのか、ここについて私なりに検証してみたい。
■台湾人による接待の輪廻説
私が思う最も有力な説がこれである。もともと林森北路は、日本人たちがbusinessで大量に押し寄せたころに隆盛を極めた「日本語で接客できる店がたくさんある繁華街」だ。今でも50-60代の台湾人オジサマ達とご挨拶すると「いやぁ、私は林森大学で日本語を学びまして・・」「彼は林森大学を首席で卒業ですよ、わっはっは」などという台湾オヤジギャグを聞くことがある。
つまり、「日本人が出張に来る⇒林森北路でご接待」これはもう鉄板だった。
そこでは、日本人を喜ばせようと様々な日本風のサービスのお店などがたくさんできた。いわゆる「お持ち帰り文化」も確立されていった、、らしい。
仕事の時は真面目で懸命に働く勤勉な日本の企業戦士たちが、首に絞めていたネクタイを頭に巻き、一気飲みし、歌い、鼻の下を伸ばす姿は、それは強烈な印象を与えたに違いない。
知らんけど(笑)
さて、時代は平成、そして令和へ。
その流れを脈々と受け継いでいる今の中堅、若手経営者たち。そして何よりご接待マストの国、台湾である。日本人が来る、なにがうれしいのか?
よし、食事をして林森北路の飲み屋に連れて行けば間違いあるまい、的な。
さて、ここからが重要。
2つのポイントがある。
①日本人と台湾人の感覚の微妙な相違
②林森北路の老巧化と現代日本人男性の変化
まず、①日本人と台湾人の感覚の微妙な相違だが。
日本人の接待に臨む感覚はあくまで仕事の延長である。多少ハメを外そうが酔いつぶれようが、その目的は基本的に相手の会社の方と仲良くなること、仕事をスムースに進めることが目的なのだ。
みっともないところを見せても、それで仲良くなれるならOK!なのである。
日本人の最大の関心事は「相手と仲良くなること」
もちろん台湾人も仕事の為ではあるのだが。彼らの大きな目的は接待の相手が楽しかったかどうか、にある。それが仕事に直結すると思っていることもあるが。
台湾人の最大の関心事は「相手が楽しかったどうか」
そして②林森北路の老巧化と現代日本人男性の変化。
これは書くのに少し抵抗があるが。。私が基本台湾大好きであることを前提に読んでいただきたい(笑)
私はそんなにたくさんの店に連れていかれたわけではないから、違う店もあるのだろうとは思うが。
いわゆる林森北路の日本語が話せる小姐がいる店は、昭和のカラオケスナックのままが多い。
といっても昭和の昔はさすがの私もまだ制服を着て学校に通っていたので、
知らんけど(笑)
知らんけど(笑)
サテンや合成革のソファーに、安いwhiskeyや焼酎の水割り、安い乾き物と、隣のオッサンとママのデュエットを聞かされる。もちろん、小姐たちはノリがいい娘も多いし、日本語も一生懸命でいいんだけど、、特徴があまりない。
そして、、、いくつかの店では、恐ろしいことに小姐もそのまま働き続けているのではないか。。つまり、まぁ熟女である。日本の熟女PUBとかいって30代くらいの美人が妖艶に迫ってくる(行ったことないから知らんけど(笑))
ではなく、本気の熟女である。いや、それはそれでいい。何事もベテランの熟練味というものはある。軽妙なトークや昔の体験談などを酒のつまみに期待したいところだ。が、、サービスまで若き小姐だったことのまま、である。
これは、ちょっと怖い。
これは、ちょっと怖い。
もちろん、せっかくの席であるからして、一生懸命楽しく飲もうとするし私が率先して盛り上げることもしばしばである。ネクタイは頭に巻かんけど。
しかし、最近の若い男性(日本、台湾関わらず)あまり、こういうお店好きじゃない人も多い。ぶっちゃけ、私もprivateでいくかと言われると100%行かないと思う。そう、昔と違って今は選択肢が他にもたくさんあるんだ、楽しいことの。
というわけで、翌日こんな会話が繰り広げられる。
日 「昨晩は大変ご馳走になりありがとうございました」
台 「○○さん、昨日は楽しんでいただけましたか?」
(あんなに騒いでいたから喜んでくれてるよね?)
日 「はい、とても楽しかったです。」
(一気し過ぎで頭痛いし、こっちが気を使いまくって
疲れたけど、でも皆さんと仲良くなれたからよかった)
台 「それはよかったです。ぜひまた行きましょう!」
(よかった、やっぱりあの店で間違ってなかった)
日 「いやぁ、ありがとうございます(愛想笑い)機会があればぜひ」
(いやぁ、だって同じような店日本にもあるし、クオリティ高いし
わざわざ台湾でいかなくていいので、ご飯だけで充分です。)
台 (日本人は、林森北路の小姐の店が大好きなんだな、やっぱり)
紹介されて小姐をお持ち帰りしたり、別途ご招待したりする日本人もいますから、ますます、そのイメージが強くなる。
そして、台湾の職場や家庭では、部下の女性や、奥様、彼女に対して「いやぁ、昨晩日本人のお客様がねぇ、、、」という話が披露される。
ちなみに、日本ではこの手の接待での醜態は、公然の秘密とされて基本的にそのメンバー以外には伝達されない紳士協定のような暗黙の了解があるのだが(だからこそ仲良くなれる)、そんなの台湾には期待できない。私なんてカラオケの最中にママにズボンを下ろれてミニトマトをパンツに入れられながら熱唱する動画を拡散された。
もはや、知らんけど(笑)
このようにして、日本人男性は、スケベで小姐大好きという印象が根付いていくのである。
■テレビやネットドラマの影響説
これもよく聞く話だけど。私はそもそも観ないからよくわからん。
日本のドラマでは、いとも簡単に男女が浮気とか不倫をするそうな。
それみて、台湾女子はそのような認識をお持ちだそうです。
実際、彼女たちは「月曜から夜更かし」を日本の実態だと思っている。
私もこの番組は好きでたまに見るけどさ。
あれはレアな人たちを面白おかしく編集しているから日本人にとっても面白いわけでしょうに。
あれが日常だったら、番組として成立しないでしょうに。
気づけよ、そこに(笑)
ドラマだって、ありそうだけど非日常だからみんな面白がるんじゃないのかな?
■結論として、結局は人によるんだけど。まぁ、男はみんなスケベ。
グダグダ書いたけど、男はスケベだと思う。でも人によってその方向性が違うというか。実は女性だって同じでしょう。
目に見えて直接的にスケベな男性は日本にも台湾にもいて、それが海外ということで、わかりやすく出ている。だからとって、彼らの日常がそうとは限らないし、なかには実はそんなに好きじゃないけど盛り上がっている、仕事感覚の人もいます。
台湾人の男性だって、実は「日本人の接待の為にしかたなく、、」
と言い訳して、自分が好きな人も実はいます(笑)
私の友人は、時々私をダシにつかって、小姐の店に行きます(笑)
彼の奥さんはきっと私をとってもスケベな日本人と思っていることでしょう(笑) まぁ、私の場合は否定はできんけども。
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